うつは脳の機能低下! ホメオスタシスを整えて「抑うつ」を解消しよう!

脳機能の低下「抑うつ状態」は身体全体を整えて改善できるという話です

うつは脳の機能低下

「うつ」と聞くとみなさん「うつ症」という疾患だと思う方が大半だと思います。

この『うつ症』・・最初は『抑うつ』の状態から始まります。
いきなり『うつ症』にはならないんです。

そもそも、「抑うつ」の状態は誰しもが経験する心身の状態です。
気分転換をしたり、休養をとったり、しっかりと睡眠を摂ったりすると解消するものです。

その「抑うつ」状態が継続して解消されないと「うつ症」になってしまいます。

しかしながら、どこから「うつ症」でどこまで「抑うつ」かというのは医師の判断によるものであり厳密なものではないのです。
なぜなら、血液検査のマーカーやレントゲン・CTなどの可視化出来る指標が無いからです。


明確な線引きの無い「抑うつ」と「うつ症」ですが、共通しているのは心身で感じる不快感と、それに伴う身体の状態です。

体で感じる不快感とは

頭痛・耳鳴り・立眩み・めまい・息苦しさ・動悸・不整脈・胸の締め付け・ムカムカ・身体の痛み・・などの不快感です。

心で感じる不快感とは

イライラ・ザワザワ・不安・恐怖・気分の落ち込み・やる気の無さ・元気が出ない・考えがまとまらない・集中出来ない・楽しくない・・などの不快感です。

不快感を感じている時の身体の状態は

眠れない・朝起きれない・食欲がない・身体が動かない・身体が強張る・身体がむくむ・生理が来ない・・などが代表的なものです。


これらの感じる不快感や身体の状態は、いきなり訪れるものではなく、徐々に訪れます。
そして、誰しもが感ずる身近なものです。

この、誰しもが感じる不快感や身体の状態が「抑うつ」の正体です。

「抑うつ」・・この時、脳の中で何が起きているのでしょうか?

私たちの脳は100種類以上の神経伝達物質でシナプス(神経細胞)間の情報をやり取りしながら機能しています。
なかでも3大神経伝達物質といわれるセロトニン・ノルアドレナリン・ドーパミンが、高度な精神活動を支えています。
『抑うつ』は、この3大神経伝達物質のなかのセロトニンとノルアドレナリンの代謝が悪くなることにより起こるといわれています。

つまり、『抑うつ』は脳の機能低下です。

なぜ脳が機能低下するのか?

原因はストレスです。

ストレスには、心理的なストレス・肉体的なストレス・環境ストレスなど様々です。

これらのストレスにより、自律神経が乱れ・ホルモンバランスが乱れ、いわゆるホメオスタシス(身体恒常性)が乱れて、脳に酸素や栄養がしっかりと届かなくなるとともに、脳の神経細胞の活動により発生するゴミ(酸化変性したアミノ酸など)が排出されなくなるからだと言われています。

どうしたら良いのか?

不快な感覚を感じなくしたリ不足する神経伝達物質を局所で増やしたりしても、効果が希薄であるばかりでなく、根本的な問題は全く解決しません。
なぜなら、「抑うつ」の根本原因は様々なストレスでホメオスタシス(身体恒常性)が崩れて、脳の機能が低下した状態だからです。

脳機能は身体機能と隔絶して機能しているわけではありません。
一体化して働いています。

適切なストレスケアをしつつ身体全体の機能を整えて行く事が「抑うつ」状態を解消するためには重要です。
そして、「抑うつ」状態の解消は、「うつ症」の発症を未然に防ぐとともに、「うつ症」からの回復にも繋がります。
何度も言いますが、「抑うつ」状態と「うつ症」に境界線が無いからです。

ホメオスタシスを整えて「抑うつ」を解消

「抑うつ」状態は脳機能の低下であり、ホメオスタシス(身体恒常性)の乱れが根底にあります。
なので、ストレスケアをしつつ、ホメオスタシスを整えれば「抑うつ」は解消できるのです。

具体的に何から始めればよいのか?

メンタルを整える為に取り組みたい事は沢山あります。
そして、不調の原因も人それぞれなので、個別化して考える必要があります。
しかし、あえて絶対取り組みたい事を上げるとすれば・・次の2つがあります。

1 血糖値の安定
2 腸内環境の改善

血糖値の安定

血糖値の安定は生体にとって重要課題です。
血糖値が急激に上がると、高血糖による脳の炎症を防止する為に大量にインスリンが分泌されて血糖値が急激に下がる現象があります。
血糖値スパイクといわれる状態です。
この状態になると脳は危機感を感じ、様々なホルモンを総動員して血糖値を上げようとします。
血糖値の乱高下が始まります。
その時、分泌されるホルモンにカテコールアミン系と言われるノルアドレナリンとかアドレナリンも含まれます。
このカテコールアミン系ホルモンは興奮ホルモンと言われ、交感神経を強く刺激してしまいます。

なので、血糖値が乱れる様な食事(ドカ食い・精製糖質過多の食事)は、自律神経を乱し、ホルモンバランスを乱してしまいます。

したがって、血糖値の安定する食事(低GI食品の摂取・規則正しい食事・腹8分目)が自律神経やホルモンバランスを整えて、安定的に脳神経にエネルギーを送り「抑うつ」を和らげてくれるというわけです。

腸内環境の改善

脳腸相関と言われるように、腸の不調は脳の不調となります。

「抑うつ」解消にあたって、特に注目したいのは腸内細菌の活動です。
1000種類、1000兆個、1.5kgと言われる腸内細菌が、ミネラルを始め、ビタミンやアミノ酸の吸収をサポートしています。
なので、腸内細菌が元気がないと脳の神経伝達物質を代謝する為に必要な栄養素が不足して行きます。

つまり、積極的に腸内環境を整える事で、脳神経が安定化します。

このふたつ【血糖値の安定】と【腸内環境の改善】をベースに、ストレスケアや自律神経やホルモンバランスを整える身体刺激【整体施術】で「抑うつ」状態からの回復する自然治癒力は促進します。

「うつ」は、薬に頼らなくてもホメオスタシス(身体恒常性)を整える事で快癒出来ます。

「ゆるむ」では、「うつ」改善に資する具体的な施策を個別化してサポートしています。

施術体験枠も設けておりますので、是非一度お試しください!!