熟睡しないと脳疲労が蓄積するってホント?

脳は老廃物を出している

脳の重さは、体重の約2%位ですが、身体全体の消費エネルギーの20%をしめています。
そして、常に、思考、感覚処理、神経伝達、基本的な生命維持機能のために働いています。

なので、その活動において、当然様々な老廃物を常時排出します。
代表的なものに、アミロイドβやタウタンパクと言われるような変性タンパク質があります。
これらの変性タンパク質、昨今アルツハイマーの原因物質と言われる神経伝達阻害物質です。

実は、健康な人もアミロイドβやタウタンパクは発生しています。
この変性タンパク質がきちんと排出されていれば何ら問題ないのですが・・・

脳の老廃物排出の鍵は睡眠

実は、これらのタンパク質の排出の鍵となるのが睡眠なんです。

脳には体の様なリンパシステムが無い代わりに、グリンパティックシステムという脳脊髄液に老廃物を浸潤して排出するシステムがあります。

このグリンパティックシステムは、熟睡時(ノンレム睡眠時)に脳のヒダが拡張して脳脊髄液が流れ込み、それによって老廃物が溶け出して排出されるものです。

したがって、熟睡しないと働かないのです。

睡眠の質が悪いと脳が疲労!?

何らかの原因で睡眠の質が悪い場合に脳に老廃物が蓄積していきます。

脳の老廃物蓄積が脳疲労原因の一つです。

※他の原因:栄養不足、ストレス、炎症、など様々

アルコールや薬でのの睡眠ではダメ!?

このグリンパティックシステムは、アルコールや睡眠薬などによる睡眠では発揮されにくい事が分かっています。
何故なら、アルコールや薬物による睡眠はノンレム睡眠(深い睡眠)が得られないからです。

自然なかたちの熟睡こそがグリンパティックシステムを発揮し、脳の老廃物を除去して脳疲労を取り去ってくれます。

熟睡した朝に脳がスッキリしているのはグリンパティックシステムのおかげですね。

熟睡した朝の様な爽やかさ!!

ちなみに、当整体院の自然無痛整体療法は脳脊髄液の循環を促すと共に脳内をアルファ―波からデルタ波状態に誘導(ノンレム睡眠時に近い状態)しますので、脳の老廃物排出が期待出来ます。

施術後に「頭がスッキリして熟睡した朝の様な爽やかさです!!」といわれる利用者様が多数おられます。

是非、施術体験をお試しください!!

グリンパティックシステムとは

グリンパティックシステム(Glymphatic system)は、脳内での廃棄物のクリアランスや物質の流れを担当する、比較的新しい発見された脳の浄化システムです。このシステムは、脳脊髄液(cerebrospinal fluid, CSF)と脳の細胞間隙(interstitial space)を結ぶ特定の通路を介して機能します。

主な特徴として次の点が挙げられます:

脳脊髄液の循環:
グリンパティックシステムは、脳脊髄液を利用して脳内の廃棄物を排出します。
脳脊髄液は脳の周りを流れる液体であり、栄養供給や廃棄物の輸送に関与します。

アストロサイトの役割:
アストロサイトと呼ばれる脳の細胞が、グリンパティックシステムの中で重要な役割を果たしています。これらの細胞が特定の通路を通して脳脊髄液を制御し、脳の中を清掃する役割があります。

睡眠時の活動:
グリンパティックシステムは、特にノンレム睡眠時に活動が高まることが知られています。この時期に脳内の細胞間隙が広がり、廃棄物がより効果的に排除されると考えられています。

神経変性物質のクリアランス:
グリンパティックシステムは、アミロイドベータやタウタンパクなどの神経変性関連物質のクリアランスに寄与し、これらの物質の蓄積を防ぐ役割が期待されています。
グリンパティックシステムは、脳の健康と神経変性疾患の発症に関連している可能性があり、その研究は進行中です。

※一部ChatterGPT活用